テレマン楽器が運営する日本最大級のオカリナ専門店




複数管オカリナの簡単な「構造」です。



まずダブルオカリナは2つの吹き口があり、各吹き口に対して下図のように

“第1管” “第2管”

が存在します。


吹き口部分を見てみますとこのようになっております。



それではまず

第1管の吹き口に口をつけて吹きますと



第1管の吹き口から息を入れますと

上図の赤い枠線部分のオカリナの音域を奏でることができます。

これはシングル管(通常)のオカリナ、アルトC管とほぼ同じ音域になります。

操作方法もシングル管のオカリナと同じで、両手で全部穴をふさげば「ド」の音がでます。
右小指を離せば「レ」薬指は離せば「ミ」になります。(運指表参照
(小穴もございますのでその小穴も全て塞げば最低音ラの音もでます!)

設計的には通常のオカリナとそんなに変わりません。
大きく違うと言えば高音のミとファの音なのですが、高いミとファの音だけはこの第1管では音がでません。

で・ま・せ・ん・の・で

第2管に吹口を切り替えます!





第1管から第2管に切り替えると




第1管から第2管に切り替えると
第1管では出せなかった「ミ」「ファ」がかすれることなく出せるようになります。
更に「ミ」「ファ」を通り越し、順番に指を離していきますと「ソ」「ラ」「シ」「ド」まで出てしまいます。
(右手のみを使用します。左手はつかいません。簡単でしょ♪)

ということで第1管第2管を含めますと

このダブルオカリナは2オクターブ以上の音が出せてしまうということです。

これだけ音域が広がれば、通常のオカリナで吹けなかったあの曲が吹けるようになりますね♪



ちなみに


複数管オカリナの中にトリプルオカリナという種類もございます。



ダブルオカリナが吹き口2つに対してこのトリプルは3つになり、1つ吹き口が増えます。
吹口を3つ目に切り替えることによってダブルオカリナよりも音域が広くなり、さらに高い音もでるようになるんです。


吹き方は第1管から第2管に切り替えるのと同じように真ん中の第2管から右の第3管に切り替えます♪
イメージ的には「ハーモニカのように」です!
押さえる指はダブルオカリナと同じで右手のみを使用して演奏します。
音をだす基本は以上となり結構単純です。あとは練習あるのみ!


そして当店によく寄せられる質問の中に
「ダブルオカリナとトリプルオカリナ、どちらが難しいですか??」
という内容があるのですが、ダブルとトリプルどちらが難しいか??

結論を言いますと

『どちらもそんなに変わらないです!!』

結局、吹き口を切り替えるコツさえ掴んだら、吹き口が2つ(ダブル)から3つ(トリプル)になっても
そんなに変わらないです。(個人的意見かもしれませんが)
なんせ吹き口を切り替える際は「ハーモニカ」のようにです!
練習も演奏も楽しみながら極めていってください♪


下の動画はOsawaオカリナの名前の由来である大沢聡氏の演奏です。
音域を気にすること無く演奏できてしまいます♪ (極めてます。)


使用オカリナ:OsawaトリプルオカリナTU

是非チャレンジしてみてください。


もっと複数管オカリナの構造について知りたい方は「複数管オカリナ運指」をご覧ください!

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